らる中学受験2028

中学受験をするかもしれない子どもの成長記録。

計算を速くしたい

らるです。今日は計算の速さについての記事です。

はじめに

算数の要は計算の速さ、というのはあちこちで聞く話です。中学受験では計算が鬼速いだけで無双できる、という人もいます。さて、どうすれば計算が速くなるのでしょうか。

うちは特に算数の早期教育をせずに小学校に入りました。小学校受験の時に通っていた塾を継続して、簡単な足し算と引き算はやっていたかもしれませんが、速くなるようにトレーニング、というほどはやっていませんでした。その後も、小学校の(特に負荷のない)宿題と、同じ塾(ゆったりとした進度、多くはない宿題量)をのんびりと継続するくらいで、知らぬ間に時が過ぎていきました。

その後は、小1の6月、全国統一小学生テストを受けてみたり、某中学受験塾の夏期講習に行ってみたり、秋頃からも時々テストを受けてみたりして過ごしていました。冬頃から小学校で百ます計算の宿題が始まり、時間を測定することで計算が遅いことが明らかになりました。

今回は、計算を速くするための方策をいくつか考えてみたので記録として残しておきます。

百ます計算

10×10=100マスの表があって、縦横それぞれ0〜9(1〜10)の数字が入っていて、計算をするというもの。足し算としてやることが多いですかね。学校での目標は3分を切ることとなっていましたが、最初は5分以上かかっていました。なぜ遅いんだろうとよく観察すると、

  • 書くのが遅い(手の動きがいちいち大きい、鉛筆を動かすスピードも遅い)
  • 縦横の当該マス目の数字を視認するのが遅い
  • 時々繰り上がりの計算で詰まる
  • そもそもそんなに急いでいない(性格)

ということがわかりました。練習すればどれも速くなりそうだなと思ったのですが、1番目と2番目は成長の程度や巧緻性の発達にもよりそうなので、まああまり焦るのもよくないかなと感じています。百ます計算に関する書籍は色々ありますが、以前購入したのは下記です。

これは完成して指定のますを塗りつぶすと絵になる!というもので、子どもの受けはよかったです。でも、塗るのに集中されるのでさっぱり進みませんね。とっかかりとしてはありです。

くもん

低学年から通っておいて、4年生から中学受験塾に移る、というのがやはり王道なのでしょうか。知人はくもんに通わせている人が多い(n=2)です。なんとなく単純作業なイメージなのと、家庭での負担と、そもそも親の送迎の負担などの複合的な理由で早々に断念していました。おおたとしまささんの著書を読んでみて、メリットとデメリットを含めた全体像がよく理解できました(おすすめです)。

くもんの特徴として、スモールステップの積み重ねになっているという点が最も重要だと思います。しかし、スモールステップがうまくハマるかどうかは個人の性格も大きいのだろうなと思いました。自分だったら嫌かも。

さて、おおたとしまささんといえば勇者たちの中学受験ですね!

夢中になり一気に読みました。この感想はまたどこかで。

そろばん

計算、暗算が速くなるといえばそろばんでしょう。これも当初考えたのですが、他の習い事との兼ね合いで断念しました。調べてみるとオンラインでやるものもあるのですね。オンライン・Live(ネットで規定の時間に受講)だと(受講時間に諸々を合わせる点で)親の負担が大きいのですが、オンライン・On demand(自宅でいつでもできる)ならfeasibleかもしれないと今になって思い至りました。そろタッチとかどうなんでしょう。ちょっと検討してみようかな。

www.sorotouch.jp

山本塾の計算ドリル

大阪で算数の個人塾を主宰されている山本先生が出版されている計算ドリルです。四則演算のレベル別に目標タイムが設定されており、合格タイムがクリアできるまでコピーして繰り返し取り組む前提のドリルです。

www.yamamotojuku.jp

中学受験塾で本格的に算数を習う場合、一定以上の計算速度が必要とされます。その前にこのようなドリルで計算が速くできるようにしておきましょうね、というものです。子どもはまず百ます計算をやりたがったのでこれは後回しになっていますが、そろそろトライしてみても良いかもしれません。

ちなみに山本先生のYouTube動画はとっても面白い!ので、時々拝見しています。


www.youtube.com

塾の(計算テストなどの)復習

塾の計算テストでは、通常5分で10問が課されます。慣れていないと、5分では終わらない人もいるのではないでしょうか(そう思いたい)。特訓講座の計算テストでは5分で20問なので、さらにハイスピードが要求されます。これらのテストでは、通常の一般的な足し算・引き算に加えて、計算の工夫を必要とする問題が含まれます。

例えば、

23+18+47+52=?

などです。頭から順番に計算をしても良いのですが、足して1の位がゼロになるように組み合わせると、

(23+47)+(18+52)=70+70=140

となります。他には、

25+26+27+28+29+30=?

などですが、順番に足していくよりも足して55となる組み合わせを3つ作ると速く終わりますよね。

(25+30)+(26+29)+(27+28)=55+55+55=165

こうやると速いよ、と教えたりすると、「おぉ〜!」と単純に感動してます。かわいい。

これ以外も色々な工夫が求められたりするので、割と厄介です。スモールステップなんてものは度外視していますよね。でも、特にへこたれずに繰り返していると、(親が教え過ぎなければ)子供がある時点で気づきを得て、ラージステップを良い意味で乗り越えられることもあるかと思います。

計算テスト以外にも、塾からは計算だけの宿題も出たりしています。少しずつですが、毎日こなすことで、以前より着実に計算は速くなっているので、継続は力なりだなあと実感しています。

まとめ

以上色々な方法を見てきました。どれが正解というものはないと思いますので、それぞれの性格や家庭の状況にあったものを選べば良いのではないのでしょうか(身も蓋もない結論)。うちは、あまり王道のくもんやそろばんをやっていないので、そういうケースではどういう苦労があって、どうやって解決していくんだろうという考察が今後もできれば良いなと思っています。

あとはあれですね。子供が計算を嫌にならないように気をつけないと。うちは嫌や〜といいつつ、できると楽しい〜って言って喜んでるので、今後も過負荷にならないようにまず楽しむのが目標ですね。